Notepad++ が面白そうだったので試してみた
Windows 用テキストエディタとしてその名をちらほら見かけていたので試した。超ざっくり&調べた観点が私好みというオレオレだけど。
前提
- Windows 7
- Notepad++ v7.5.6
- たぶん私が愛用する秀丸エディタとの比較が多い
基本的な機能はどう?
Ans: 問題無さそう
文字コード改行コード、表示カスタマイズ、検索など基本的な機能はどうかという話。秀丸エディタや SAKURA Editor 等のレベルで整っていると思う。
インストール
Ans: Zip 版もある
インストール不要なのは地味にありがたい。
秀丸エディタみたいに要インストールだと、環境によっては導入しづらい(例: 申請が必要とされていたりインストール禁止になっていたりするケース)ことがある。
設定情報
Ans: XML ベース
設定は全て XML ファイルとして記録されている。かといって直接いじる必要はない(いじるのは GUI の設定画面になる)。
import/export が無いのが辛いかも。ファイルを直接上書き/バックアップしろってことかな?
ヘルプ
Ans: オフラインヘルプがない上、オンラインも英語
オンラインヘルプとして Notepad++ Wiki という Wiki、あるいはフォーラムになるが Notepad++ Community が挙げられる。
どちらも英語である上、日本語情報も(基本的な使い方はさておき)まだまだ少ないため、手に馴染むレベルのカスタマイズがしたいのであれば英語読みは避けられない。
アウトライン機能について
Ans: 代用できないこともないが弱い
秀丸エディタでいう「アウトライン」に相当する機能があるかという話。
無い。ただし Function List という「関数をサイドバーにツリー表示する」機能で代用はできそう。
しかし難点がいくつか。
難点1. カスタマイズがムズそう
カスタマイズ(たとえば Markdown ファイル用に見出し表記を Function List にアウトライン表示させる等)が難しい。functionList.xml をいじる必要がある。
いじり方としては、正規表現を駆使して「関数定義を表す表現」や「クラス定義を表す表現」などを書いていく感じ。慣れるまでは英語と格闘しつつ、になるだろう。今回は(特に秀丸エディタで困ってないこともあり)さらっと調べただけなので、これ以上は立ち入らない。
難点2. ネストが一段階まで
Notepad++ では見た感じ、Function List 内のネストは一段階までのようである。つまり、Markdown の見出し表記でアウトラインを作るとしたら、
# 大見出し ## 中見出し ← ここまでしか Function List に表示されない ### 小見出し
ということになる。ちょっときついなぁ。私は小見出しまでは多用しているので、小見出しがアウトラインに表示されないのは辛い。
シンタックスハイライト
Ans: 自由に拡張できる
やり方としては、User Defined Language にて強調したいキーワードやらコメント構文やらオペレーター(演算子)やらを GUI で定義する。定義したそれらに対し、Styler という「どんな色で表示するか」設定を付与する、という感じ。
ドキュメントマップ
Ans: 左右ペインに文書のミニマップを表示するアレのこと
秀丸エディタにはないやつ。Sublime Text やら Visual Studio Code やら、最近のエディタは大体備えてる気がする。新鮮。
おわりに
もし今後秀丸エディタから離れることになるとしたら、Notepad++ を検討しても良さそうだとは思った。まだ詳しいところはわかってないので、そうするにしてもまずは英語ドキュメントと格闘してしっかり勉強するところからだろう。秀丸エディタだと全部日本語だし、設定画面が豊富(何でも GUI で出来るようになっている)なので、知らなくても触りながら勉強していけるんだけど、Notepad++ はプログラマ向けということもあって設定ファイルいじる系が多い。で、ファイルいじる系は、ドキュメント読んで理解しないと為す術がない。というわけで、がっつり英語は覚悟せねば。
というところで筆を置く。