GitHub の Team Discussion はチャットベースのメモを取るのに適している

GitHub にチャット機能のようなものが追加された (team discussions) - Qiita を読んで試したくなったので試した。

前提

  • GitHub は一人利用です
  • ブラウザだけで簡単に書けるメモ手段 を欲しています
  • 既に知っているのは以下のとおりです
    • ひとり Slack にメモ用チャンネルをつくってつぶやく
    • GitHub にメモ用リポジトリを作って……
      • Markdown ファイルを作る
      • Wiki に書く
      • Issue に書く

結論: 使えそう?

使えそう。

チャットベースのメモとしては Slack よりも軽いし、手軽なので使いやすい。また GitHub Issue みたいにこまごました画面でもないし、削除できないなんてこともない。なんていうか チャットベースのシンプルで軽いメモサービス って感じ。

以下雑多に性質とか仕様とか書く。

メリット

  • Markdown で書ける
  • 1つの Discussion 毎に permalink(パーマリンク) がある
  • 無料プランでも Private で使える
    • 自分用 Organization(無料プランだとPublic限定)を作って、その中に Team Discussion を作ればよい
  • 削除できる(GitHub Issue は削除できなかったりする)

デメリット

自分用 Organization を作らないといけないこと。無料プランだと存在を非表示にできず、自分のプロフィールに「こんな Organization に属してますよー」ってのが表示されてしまうので、ちょっとださい。

スクリーンショット

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データの単位

1-Discussion N-Reply という構造になっている。

+ Discussion1
  - reply1
  - reply2
  - reply3
  - ...
+ Discussion2
  - reply1
  - reply2
  - reply3
  - ...

なお Reply のネスト(Reply に Reply する)は不可能。

パーマリンク

Discussion はこう。

  • https://github.com/orgs/(ORG_NAME)/teams/(TEAM_NAME)/discussions/(DISCUSSION_NUMBER)

Reply はこう。

  • https://github.com/orgs/(ORG_NAME)/teams/(TEAM_NAME)/discussions/(DISCUSSION_NUMBER)/replies/(REPLY-NUMBER)

ただし Reply については、上記パーマリンクにアクセスすると、以下のようなややこしい URL が開かれる(REPLY-NUMBER以降のREPLYのみを表示し、古い REPLY は表示しない、という指示になるみたい?)。

  • https://github.com/orgs/(ORG_NAME)/teams/(TEAM_NAME)/discussions/(DISCUSSION_NUMBER)?from_reply=(REPLY-NUMBER)#discussion-(DISCUSSION_NUMBER)-comment-(REPLY-NUMBER)

一覧性

トップページ https://github.com/orgs/(ORG_NAME)/teams/(TEAM_NAME)/discussions から Discussion の一覧を見ることができるが、Issues みたいに絞り込みは無い。github.com らしくページネーション数を変える(たとえば25件から100件にするとか)こともできない。仮に何十、何百と作った場合は探すのがしんどいだろう。

とはいえ Pin した Discussion のみを表示するタブ はあるので多少なら何とかなりそうか。

あるいは「ピン有り = Open」「ピン無し = 用済み」みたいな使い分けをしても良いかもしれない。