Windows 7 で太った Temporary Internet Files を削除する

Windows を重くする一因、「ファイルが多い」「ファイルサイズがでかい」を軽減するために、あちこち不要ファイルを削除してまわっている。Temporary Internet Files(インターネット一時ファイル)もその対象で、規模は(環境次第だが当環境では)ファイル数何千、サイズも 1 GB 超だった。

早速消そうとしたのだが、ちょっと苦戦したのでメモ。

Temporary Internet Files フォルダの開き方

ファイル名を指定して実行などから「shell:cache」で。

すると「C:\Users\...\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files」みたいなフォルダが開かれるはず。

Temporary Internet Files フォルダの中身について

インターネットの一時ファイルが置いてある。

ファイルを削除する

本題。ちょっと面倒くさい(複数のやり方が必要)。

(1) インターネットオプション

ファイル名を指定して実行などから「inetcpl.cpl」で開く。

[全般] タブ > 閲覧の履歴 > [削除] ボタン > インターネット一時ファイル及び Web サイトのファイル

これで Temporary Internet Files の 一部のみ 消える。全部は消えてくれない。その証拠に、Temporary Internet Files のプロパティからサイズを見ても、あまり変わってないと思う。

(2) 隠しファルダ内

実は Temporary Internet Files 内には隠しフォルダがあって、Office 系の一時ファイル も保存されている。こいつらが何百 MB を占めていることが多い。

これらフォルダの存在は dir /a コマンドで見れる。

$ cd
C:\Users\....\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files

$ dir /ad /b
Content.IE5
Content.MSO
Content.Outlook
Content.Word
...

Content.XXXX フォルダである。 Temporary Internet Files といいつつ、インターネット無関係の Office 系の一時ファイルも保存しているのである

これらの一時ファイルを消すには、エクスプローラーから上記フォルダ名を入力して開き(あるいはコマンドプロンプト上で操作してもよいが)、中身をまるごと消せば良い。

その後、Temporary Internet Files フォルダのプロパティからサイズを見てみると、減っているはず。

Before/After

(1) と (2) で一通り消せば、1GB が 20MB くらいになったりする。