Windows の at コマンドでリマインダーを実現する
Windows にデフォで入ってる at コマンドを使えば、コマンドラインからワンライナーでリマインダ-を実現できる。コマンド派にとっては実用的なリマインダーになるかもしれない。
- 前提
- リマインダーを登録する
- 登録済のリマインダーを確認する
- リマインダーを削除する
- Q: 即座に実行されるリマインダーは登録できますか?
- Q: Win10 以降の OS で使いたいんですがどうすればいいですか?
前提
- Windows 7 Pro
- Home だと本記事の方法は使えません
- Win10 以降でもダメです
リマインダーを登録する
at HH:MM msg console MESSAGE
を実行する。
$ at 11:20 msg console リマインダーです 新しいジョブをジョブ ID = 4 で追加しました。
すると 11:20 になった時に、以下ダイアログが表示される。
登録済のリマインダーを確認する
at
を実行する。
$ at 状態 ID 日付 時刻 コマンド ライン ------------------------------------------------------------------------------- 2 明日 11:20 リマインダーです
リマインダーを削除する
at 2 /delete
で ID=2 のリマインダーを削除。
at /delete
で全てのリマインダーを削除(確認アリ)。
at /delete /yes
で全てのリマインダーを削除(確認無し)。
Q: 即座に実行されるリマインダーは登録できますか?
Ans: できません
たとえば現在時刻が 11:25 の時、at 11:25 msg console リマインダーです
を実行したとしても、このリマインダーは即座に表示されません。翌日の 11:25 に表示される リマインダーとみなされてしまいます。
Q: Win10 以降の OS で使いたいんですがどうすればいいですか?
Ans: schtasks コマンドを使ってください
ただし at コマンドよりもだいぶ引数が煩雑で面倒くさいです。