DANCE RUSH (ダンスラッシュ) は音ゲーではなくダンスゲーなのだという話

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出典: DANCERUSH STARDOM

音ゲーマーから見たダンスラッシュは譜面の難易度が低くて物足りない。2018/06/25 時点の最高難度 FLOWER ふつう LV 10 でさえも、踏みゲー経験者なら一週間くらいで 95% に届くだろうし、私の観測範囲でも 99% 以上を取ってる人が複数人いる。ぬるい。

  • 「レベル11以上が欲しい」
  • 「 "むずかしい" が欲しい」

といった声もよく聞く。

だけど、そんな未来はたぶん訪れない。

ダンスゲーとしてなら現時点でも相当ムズイ

ダンスラッシュは確かに音ゲーとしてはぬるいけど、ダンスゲーとして遊んでみると相当ムズイことがわかる。

ここで一つリザルトを紹介したい。

ダンスラ界隈で最も有名であろう一人、あっずさんのツイートなんだけど、ツイート先にある画像(選曲画面)を見てほしい。Butterfly ふつうのハイスコアは 93 %だ。

※1 (主にあっずさん) 本リンクに問題があるならコメントください。削除等致します。Twitter は @stakiran2

この数字を見ると、音ゲー勢は「低くね?」と思うだろう。私も思った。ベテランだから 99% くらい軽く取っているのかと思っていた。

でもこれ、全然低いなんてことはない。むしろ高い。 ダンスゲーとして真面目にダンスしながら遊んでみると、その難しさがわかる。私も最近、正しいランニングマンとスポンジボブを取り入れてみたんだけど、Butterfly は 98% から 93-95% にまで落ちた。これでも毎日数十分、そらで練習している。まだまだ追いつける気がしない。

ランニングマンにせよ、スポンジボブにせよ、ステップとはいえダンスの動きだ。その場でホイホイと習得できるほど甘い技術ではない(出来るのならすごく要領が良い)。ましてダンスラッシュでは、そんな動きに加えて、譜面どおりに踏ませようとするのである。ダンス技術とゲーム要素のミックス。二重にムズイ。

あっずさんを始め、ガチのダンス勢はダンスにこだわっている。私みたいにランニングマンとスポンジボブで自己満しているのではなく、ただのステップにも工夫を凝らしている。難しさは比較にならない。私は未だにランニングマンもスポンジボブもマスターできてないというのに。

ダンスラッシュのムズさは、ダンスゲーとして遊んでみて初めてわかるのだ。

たった 90% で ★★★★★ だという意味

ダンスラッシュのスコアは ★ の個数で格付けされ、1個から5個ある。最高が5個だけど、5個の水準は たった 90% だ。また、EXTRA STAGE の進出条件もやはり 平均 90% である。

音ゲー勢として見たら「90%?低くね?」と思ってしまうけど、ダンスゲーとしてはこのライン、前述のとおり、かなりシビアなのである。

90%。この数字の重みは、音ゲー勢とダンス勢とでは全然異なるということだ。そして最初から 90% に 5 個を割り当ててきたダンスラッシュ開発陣が、ダンスゲーとしての難易度を想定していることは明らかだ。

音ゲーみたくムズイ譜面は登場しないと思う

音ゲー勢は DDR や PIU のような高密度高難度譜面を夢見てしまうが、もう一度言う。そんな未来はたぶん来ない。

  • ダンスラッシュはダンスゲームであること
  • 現状のレベル 9, 10 のふつう譜面でもダンスゲーとしては十分ムズイこと
  • DDR や PIU みたいな密度にしたら物理的にダンスができなくなる(人間の体力では追いつけなくなる)こと

したがって音ゲー的な譜面が来ることはない、と私は思っている。

これまでも音ゲー譜面は FLOWER しか出てない

ここまでのダンスラッシュを振り返ってみると、高難度の音ゲー譜面は FLOWER のみだ。

これまでの配信履歴を挙げてみる。

  • 2018/03/23 稼働開始
  • 2018/04/27 FLOWER 配信
  • 2018/06/08 Crazy Shuffle 配信

これだけだ。2018/06/25 現在で音ゲーレベルの高難度譜面は FLOWER しか出てない。Crazy Shuffle もそこそこ難しいので挙げてみたけど、FLOWER には遠く及ばない。

結果を見ると、三ヶ月が経とうとしているのに FLOWER を超える難易度が登場していないのである。これはダンスラッシュ運営側にも、FLOWER 以上の高難度譜面を出す気がないということではなかろうか。一方で、新曲自体はこれまでに 10 を超えて配信されている。

まとめ

ダンスラッシュは音ゲーではない。ダンスゲーだ。踊るための譜面が重要であって、踏みゲーの音ゲーとしてバカスカ叩くための譜面に用は無い。どころかダンス勢にとって邪魔ですらある。

というわけで高難度譜面を待つ音ゲー勢の皆さん、諦めてダンスしましょう!

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