PC やプロバイダが変わったせいで Gmail にログインできなくなった時にやること
非常に焦ったので取り急ぎ備忘録。
背景
いつもとは別の PC でログインしようとする、あるいはいつも使ってるプロバイダとは別のプロバイダでログインしようとすると、gmail は たとえメールアドレスとパスワードが合っていたとしても それを不審なログインとみなしガードする。Thunderbird などメーラ経由でのログインも同様だ。
このガードに対処する方法をまとめた。
(1)Thunderbird からログインした場合
おそらく以下のような警告が表示されるはず。
Please log in via your web browser:
これはまさに上述したガードが働いている状態。 Thunderbird からでは何もできない ので、ブラウザからログインしなければならない。
(2-1)ブラウザからログインした場合
gmail ログイン画面にてメールアドレスとパスワードを打ち終えた場合、たとえそれが合っていたとしてもまだ受信画面には行かない。
- 通常ログインする市町村を選択する
- 秘密の質問に回答する
- ……
みたいな、よーわからんことを尋ねられる。
切り抜ける方法はいくつかある。
方法1: 通常ログインする市町村を選択する
これは Google が「今のログインって、あなたが普段使ってるログイン情報とは違うんですよ。だから本当にあなたなのか確証が持てない。でもね、パスワードは合ってることですし、そちら側で『普段使ってるログイン情報(接続元の市町村情報)』を更新していただければ許してあげますよ」と言っているのだ。
たとえば普段は東京の自宅でログインしているのに、出張で京都からログインしようとすると「お前いつもは東京やろ?この京都からのログインっておかしんじゃね?」と Google が怒る。で、通常ログインする市町村を選択するってのは、「じゃあお前にとっての『いつもの』を京都にしてよ。そしたら許してあげる」というもの。
つまり、この質問の回答としては 今ログインしようとしている接続元の市町村情報 を指定すればよい。
方法2: 秘密の質問やらアカウント作成日付やら
方法1 が使えない場合は、他の質問に頼ることになる。秘密の質問やアカウント作成日時など、いくつかの質問があるので、答えを覚えているものについて回答すればよい。
どれも覚えてない?じゃあ ゲームオーバー ですね。いつもログインしている環境でログインするしかありません。もし出張等なら、帰ったら対処できるわけですが、もし転勤等だった場合は……。
(2-2)ブラウザからログインした後にやること
ともあれブラウザからのログインに成功したとして。次にやるべきことは二つ。
- (1)再設定用の携帯電話番号 or メアドを設定する
- (2)gmail の受信箱を開き、「セキュリティ通知」メールを開き、その中の「アクティビティを確認」を開き、出てきた画面で「はい」を選ぶ
- こうするとさっき自分自身が行った「ブラウザ or Thunderbird からのログイン」に対して、「これは私自身が行ったやつなんで怪しくないですよ」と Google に教えることができる
- Thunderbird でガードされてた場合、これで通るようになるはず( ただし反映には5分くらい時間差があるので注意 )
まずは再設定用の保険を設定しておく。これを設定しておけば、秘密の質問とかがわからなくてゲームオーバー……なんてことがなくなる。
再設定が終わったら、ようやく gmail の受信画面に入れる。「セキュリティ通知」というメールが届いているはずなので、それを見て、よく確認して、許可を出す……という感じ。これでやっと完了。