Qiita と Gist と GitHub Pages とはてなブログの使い分け

技術ネタをブログ記事っぽく公開する手段として Qiita / Gist / GitHub Pages(で静的サイトジェネレータを動かす) / はてなブログの四種類を検討した。各々の特徴や比較結果をまとめる。

まとめ

リスト表記でまとめた。:o: が良い点、:x: が悪い点。

  • Qiita
    • :o: 多くのエンジニアに読んでもらえる(母数が少ないので新着投稿に長い間表示される)
    • :o: 読者にエンジニアが多く、いいね/コメント/はてブ/Twitter 等の反応率が高い
    • :o: 目次が表示される
    • :o: 二画面で Markdown のリアルタイムプレビューが行われるためブラウザ上でも書きやすい
    • :x: 技術無関係のネタは書けない(例: 今日飲んだお酒ネタ)
    • :x: 読者層が偏っている(例: Windows よりも LinuxMacOS が圧倒的に多い)
  • Gist
    • :o: github.com 内で完結したい
    • :o: ページがシンプルで軽いため心地よい
    • :o: clone すればローカル編集も可
    • :x: ブラウザ上で使うエディタが使いづらい(なぜか WYSIWIG な上に日本語全般に弱い)
    • :x: 目次が表示されない
    • :x: アクセス数稼ぎに弱い(無名だと新規投稿してもアクセス数はゼロ)
    • :x: 1-記事 1-gist 1-repo なので、大量に Gist を書いた後、clone して管理しようとなると非常に面倒(1000記事あれば1000個のリポジトリをcloneすることに!)
    • :x: 1-gist に複数ファイルを置くこともできるが閲覧時も編集時も常に全部表示されるため使いづらい&重くなりがち
  • GitHub Pages
    • :o: ローカルで編集できる
    • :o: ページデザインや機能を自由自在にカスタマイズできる
    • :x: 運用やカスタマイズが大変(GitHubと静的サイトジェネレータの知識が必要)
    • :x: コメント機能がない(Disqus はよく使われるがあれはコメントを書きづらいためコメントが集まりづらい)
  • はてなブログ
    • :o: ブラウザだけで簡単に使える
    • :o: はてなスターや読者になるボタン等で他の(はてなブログ使ってる)技術者と簡単に繋がれる
    • :o: アクセス解析、カテゴリ、アーカイブ、カレンダーなどパーツが豊富
    • :x: ページも編集画面も全体に重たい(設定を工夫してある程度軽くできるが)
    • :x: 無料版だと広告がある
    • :x: エンジニアに訴求しづらい(Qiitaと違って母数が桁違いなので新着記事に表示されるのは一瞬)
    • :x: 編集履歴が残らない、バージョン管理できない
    • :x: 反応をくれる人の中にアフィブログ業者がいる

使い分けを一言で

  • Qiita
    • エンジニアの厳しい世界で勝負したい、実力を試したい人向け
    • 反応が無くて普通。たくさん反応を集められる実力があれば一人前(だと思う)
  • Gist
  • GitHub Pages
    • がっつりカスタマイズしたい人向け
    • デザインを自分好みにしたい人向け
  • はてなブログ
    • 簡単に投稿したい人向け
    • はてなコミュニティの力にあやかりたい人向け